別の記事に書いたようにタモ網を置いて釣りをしていたら散歩していた人に踏まれてしまい、先端の玉枠パイプに挿し込まれていたカーボンの部分が折れてしまいました。
気に入っていたタモの柄だったので何とかして直せないか試行錯誤した結果、それなりにうまく直せた気がするので作業内容を公開しておきます。
今回折られてしまったタモの柄はこちらです。 4.5mという絶妙な長さと、フックが標準装備であることや価格に対してカタログスペックが高い点が魅力です。
これが折れた先端です。 玉枠パイプの内側に残ったカーボンをこそげ落とせば挿し直せそうだったので試行錯誤してみたところ、キリのようになっているドライバーをつかって力技で剥がすことができたので頑張ってこそぎ落としていきます。
こそぎ落としたカーボンの欠片と、残ったタモの柄の先端です。 欠片をみると、どうやら接着剤でカーボンと玉枠パイプを固定してたことが分かります。
残ったタモの柄を玉枠パイプにさしこめることが確認できたので、このまま修理を進められそうです。
残ったタモの柄を糸鋸やヤスリで形を整えて、接着剤がうまくつくように玉枠パイプに入る部分までヤスリで傷をつけました。 もしかしたらカーボンの特性的に傷はつけないほうが強度的に有利かも知れませんが、よく知らないので勘でやっていきます。
どうせ見えないので折れた部分はそのままでも良かったのですが、整えたほうが接着面積が大きくなりそうだったので整えてみました(が、後ほどこれが無意味になる結果となりました)。
接着剤をタモの柄と玉枠パイプの両方に塗布して、説明書通りに5分ほど待ちます。
今回使った接着剤は手元にあったこちらです。 ネットで調べるとタモの柄の修理には一般的には2液混合のエポキシ系接着剤が使われているようなので、
こういう接着剤の方が良いかも知れません。
玉枠パイプをタモの柄に挿し込んだところ、接着剤の厚みのせいかこれ以上ささらなくなってしまいました。 せっかく断面を整えたのに意味がなくなりました。
あと今更気づきましたが、玉枠パイプについていたスポンジの枠は特に固定されているわけではなく取り外せるんですね。
いくらがんばって押し込んでもこれ以上奥にささらないので諦めました。 試しにタモ網を取り付けて引っ張ってみたところ、びくともしなかったのでおそらく大丈夫だと思いますが、若干強度的な不安は残る結果となりました。 ここからうまく直そうと思うと糸鋸で切り落としてもう一度同じことをやり直すことになりそうなので、今回はここでやめました。
もしこの記事を参考に同じように直そうとする人がいるのなら、接着剤を塗ってすぐに玉枠パイプに挿し込んでしまって飛び出てきた接着剤をうまく掃除する方が良い結果になるかも知れません。
直したタモの柄を使ってみて、また何かあればこの記事に追記しようと思います。
ちなみに、ネットの記事では、この記事が参考になりました。
この記事に限らず紹介されている玉枠パイプが売ってないので調べてみたところ、楽天市場で「玉枠 パイプ」で検索すれば色々と出てくることが分かりました。
タモの柄は微妙に価格が高いので、ひとまず直せて良かったです。 でかい魚がかかってすっぽ抜けないことを祈る。
2018/10/29追記
その後シーバス63cmをあげるのに使いましたが普通に使えました。 詳しくはこちらをどうぞ。