18フリームスを使って分かったんですが、15レブロスの不満としてドラグ性能がしょぼすぎるということがあります。 ここでいうドラグ性能のしょぼさとはドラグ力の強さのことではなくて、自分が適正だと思ったドラグ力付近へ調整する簡単さについてです。
これを何かしら改造などすることで改善できないのかなーと調べていたところ、どうやらドラグワッシャーに塗られているドラググリスを変えることでその余地があるらしいということが分かってきました。
というわけで、早速やってみました。 といっても正直何も難しいことはなくて、以下の記事を参考に15分くらいで終わってしまいました。
グリス交換をやった感想としては、そもそもドラグワッシャーがあんまりグリスアップされてなかったのでそれが原因でドラグ力の変化が結構急な感じになってしまっていたのではないか……?という感じでした。 所詮は低価格帯のリールなので、人間の手でやるような工程の品質管理は結構雑なのかも知れませんね。
使用ケミカル
参考記事との差分としては、ケミカルは違うものを採用しています。 まず、ドラググリスはUTDグリスを採用しました。
ダイワ(DAIWA) アルティメット トーナメントドラググリス
- 出版社/メーカー: ダイワ(DAIWA)
- 発売日: 2013/12/26
- メディア: スポーツ用品
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正直値段は高いですが、ここで変にケチって効果が得られなくてもしょうがないなあということで一番良さそうなやつを買いました。 調べた感じドラググリスじゃなくて普通のグリスでも代用できそうな雰囲気もありましたが、グリスの粘度とか特性とかが適正なのか判断するのも大変そうだったので大人しく専用品にしました。
また、脱脂剤については無水エタノールを使いました。
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これは単に手元にあったからですね、安全に脱脂できれば何でも良いんじゃないでしょうか。
感想
とりあえず施術前後でドラグを適当に調整しながらラインを手で引っ張ってみた印象としては、ドラグ力の変化がドラグノブの締め込みに対してリニアになったような気がする……?正直実釣してみないと分からなさそうなので、また使用次第追記しようと思います。
このレブロスは以前にラインローラーのボールベアリング化もしています。
hunting-instinct.hatenablog.com
安いリールをいじって良くしていくのも、それはそれでおもしろいです。 (ここにおもしろさを感じないのなら、さっさと高級リールを買ったほうが楽&確実で良いと思います。)
追記
バッチリドラグがなめらかに出るようになっていました。 逆にこれまでの感覚で調整していると、なんだかうまくいかないですね。
hunting-instinct.hatenablog.com
参考資料
そもそもドラグってどういう構造だったっけ?って思ったときに、以下の記事が参考になりました。
浅溝スプールモデルが1セットドラグなのは、ライトゲームを意識してドラグ力を微調整できるようにそうしているんだろうなーなどといったことが伺え知れますね。
この記事を読んだ印象だとドラグノブの中にあるバネを弱いものに変えることで低ドラグ力帯でより微調整できそうな気がしたんですが(その代り実用ドラグ力が落ちそうだけど)、ちょっと調べてみた感じそういった改造は見当たりませんでした(そんなことするならフェルトの接地面積を減らして摩擦力を減らしたほうがお手軽でいいか)。
また、上位機種のスプールへ交換することで確実に性能をアップさせられそうにも思いましたが、そもそもスプールの互換性ってあんまりなさそうなのでそれも現実的じゃなさそうな雰囲気でした、残念。
また、最新のダイワのドラグテクノロジーはUTDからATDへ移行済みなのですが、ATD化についてもワッシャーを買えば自分でできるようですね。
hakataseabasslure.blog.fc2.com
今回は6000円くらいのリールに1500円のワッシャーをはめ込むのはさすがに何だかなあ~と思って、あえて使い回せるUTDグリスを採用しています。
これを見て、そもそもグリスとワッシャーはセットで効果を発揮するものなのでグリスだけ変えてもあまり意味もないみたいな可能性もありそうかなーと思ったけど、UTDグリスはフェルトワッシャーとカーボンワッシャーの両方に使えるようなので本質はグリスにありそうな気がしています。多分シビアな性能を求めなければ大丈夫なんじゃないでしょうか。